大手船会社が輸送停止を発表!複数の船会社が迂回航路を決定!運賃が急騰

日本の三大海運会社は紅海を航行する船舶をすべて停止した。

 

 

「日本経済新聞」によると、現地時間16日現在、日本の国内海運大手3社、日本郵船(NYK)、三井商船(MOL)、川崎汽船(「K」LINE)が紅海域での船舶の航行を停止することを決定した。

 

イスラエルとパレスチナの新たな紛争勃発以来、イエメンのフーシ派はドローンやミサイルを用いて紅海域の標的を繰り返し攻撃している。そのため、複数の国際海運会社は紅海航路の停止を発表し、代わりにアフリカ南端を迂回することになった。

 

一方、15日には、世界有数のLNG輸出業者であるカタール・エナジーが紅海を通じたLNGの輸送を停止した。シェルの紅海を通じた輸送も無期限に停止された。

 

紅海の緊迫した情勢を受け、日本の大手海運会社3社は、あらゆる規模の船舶を紅海を回避するために迂回させることを決定し、その結果、輸送時間は2~3週間延長されました。商品の到着遅延は企業の生産に影響を与えただけでなく、輸送コストも高騰しました。

 

 

日本貿易振興機構(JETRO)の調査によると、英国に拠点を置く複数の日系食品販売業者は、海上運賃が過去3~5倍に上昇しており、今後もさらに上昇すると予想している。また、輸送サイクルの長期化が長期化すれば、商品の不足だけでなく、コンテナの供給不足に直面する可能性があるとJETROは指摘している。輸送に必要なコンテナを早期に確保するため、日系企業が販売業者に事前発注を求める動きも増えている。

 

 

スズキのハンガリー自動車工場が1週間の操業停止

 

紅海における最近の緊張は、海上輸送に深刻な影響を及ぼしている。日本の大手自動車メーカー、スズキは月曜日、船舶の航行妨害によりハンガリー工場の生産を1週間停止すると発表した。

 

 

スズキは16日、紅海地域で商船が頻繁に襲撃され、海上輸送に支障が出ていることを受け、ハンガリーの車両工場の操業を15日から1週間停止すると対外的に発表した。

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スズキのハンガリー工場は、エンジンなどの部品を日本から輸入して生産している。しかし、紅海とスエズ運河の航路が寸断されたため、船会社はアフリカ南端の喜望峰を経由する迂回輸送を余儀なくされ、部品の到着が遅れ、生産に支障が出ている。今回の生産停止は、スズキがハンガリーで欧州市場向けSUV2車種を現地生産していることが影響している。

 

出典:Shipping Network


投稿日時: 2024年1月18日