最近、世界銀行間金融通信協会(SWIFT)がまとめた取引データによると、国際決済に占める人民元の割合は10月の3.6%から2023年11月には4.6%に上昇し、人民元の過去最高を記録した。11月には世界の決済に占める人民元のシェアが日本円を上回り、国際決済で第4位の通貨となった。
人民元が日本円を上回ったのは2022年1月以来初めてで、米ドル、ユーロ、英国ポンドに次いで世界で4番目に使われている通貨となった。
年次比較を見ると、最新のデータによると、世界の決済に占める人民元の割合は2022年11月の2.37%と比べてほぼ2倍になっている。
世界の決済に占める人民元のシェアの着実な増加は、中国が自国通貨の国際化に向けた継続的な取り組みを背景にしている。
国境を越えた融資総額に占める人民元の割合は先月28%に急増し、人民銀行は現在、サウジアラビアやアルゼンチンの中央銀行を含む外国中央銀行と30以上の二国間通貨スワップ協定を結んでいる。
これとは別に、ロシアのミハイル・ミシュスチン首相は今週、ロシアと中国の間の貿易の90%以上は人民元またはルーブルで決済されていると述べたとロシア国営通信社タス通信が報じた。
人民元建て国際債券の伸びが続き、オフショア人民元融資も増加したため、人民元は9月にユーロを追い越し、貿易金融で世界第2位の通貨となった。
出典: 配送ネットワーク
投稿日時: 2023 年 12 月 25 日